続・思い出してみる
揺れもおさまり、業者さんから慌てて車に乗り玉屋デザインズへ。
まずは国道4号線。
あたりは停電で信号機も点いてない、渋滞です。
信号期の近くにある高さ1M位の基盤が入っているだろう箱からもくもくと白い煙が出てさらにただ事ではない感じがしました。
別なところではどこかの建物の消化装置からなのか、白い泡が道路一杯に広がっていたり。
とりあえず情報を得ようと車のTVをつけると、おそらく東京フジテレビ付近の大きなビルが火災にとかいう中継がやっていたような。
店に戻るのに普段15分のみちのりをいったい何時間かかるかと思いながらも、1時間弱と思いのほか早く戻れました。
店はあった。
従業員は無事で一安心。
しかし怖い思いをさせてしまったな、一人でさぞ心細かっただろう。
玉屋デザインズのダメージは瓦の屋根がばらばらと落ちてモルタルの外壁にはいたるところ亀裂が。
店内はバラバラといろんなものが散乱してはいたが、不幸中の幸いでミシンやPCなど機材はすべてひっくり返ることなく見たところ無事のよう。
ひっきりなしに余震が続く。
そのたびに裏のマンションからガッシャーンガッシャーンと大きな音がしてた。
そのマンションの屋上にある給水タンクは斜めになって今にも落ちてきそうだったな。
従業員はとりあえず先に返してしばし呆然。
この時点では東京の火災の情報以外入ってない。
当然津波のことも。
ただ事ではないとは思ってはいたがじきに電気が点くんじゃないかと思っていたりもしていたかも。
あたりはだんだん暗くなり雪も降り出し、電気は付かない。
道路向かいのファミリーマートはすでに長蛇の列。
始めはなんで並んでるのかわからなかった、行って見て解った。
食料確保のためか。
でもポケットに財布が入ってなかった、何やってんだオレ。
あの日は金曜日、週末に東京のイベントで使うということでその日に引き取りに来る予定のお客さんがいたんで金曜日と覚えてる。
この状況でイベントは無理だろうと思っていたけど、引き取りに着たら迷惑が掛かると思って片付けながら過ごす。
すっかり暗くなってどうにもならんし、あたりの騒然から思えばこれから引き取りに来るとは思えないし、安否は確認してたものの家族も心配なんで6時過ぎに車で家路に。